
ある日突然赤ちゃんのお口に、小さな歯が見えてくると、成長が感じられて嬉しいですよね。
歯が生えてくると気をつけなければいけないのは歯磨きです。
そこで今回は、お子さまの歯を守るための歯磨きの方法と仕上げ磨きのコツをお話しします。
赤ちゃんの歯磨きはいつから?やりかたは?
私たちの口の中にはさまざまな細菌がいて、その中に虫歯の原因になる菌がいます。この菌は生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはいませんが、歯が生えてきて糖分や離乳食を摂ることで、虫歯の原因になる菌が付着しやすくなります。お子さまが6~8か月くらいで、歯が生え始めたら、
その1 歯磨きデビュー

ぬるま湯で湿らせたガーゼを指に巻き付け、赤ちゃんの歯や歯茎を、
その2 歯磨きに慣れてきたら

ガーゼでの歯磨きに慣れてきたら、
赤ちゃんの歯磨き粉はいつから?

うがいが出来ない赤ちゃんには、歯磨き粉はいらないです。どうしても必要な場合は、少量の歯磨き粉を使用し、
基本的な歯磨きの仕方
大人の歯磨きと基本的には似ていて、原則はスクラッピング法というやり方で簡単にいうと歯ブラシの毛先を使用する歯磨きの方法をいいます。 正しい手順としては、まず歯ブラシの毛先を歯の表面に直角に当て、比較的軽い力で、小刻み(5~10mm範囲)に振動させながら磨いていきます。歯ブラシの持ち方は「ペングリップ」と言って、


歯の表面と裏側

また、上の前歯には上唇小帯(じょうしんしょうたい)と言うヒダがありますので、そこは必ず指でよけてして下さい。

年齢別に特に気を付けてみがく場所
歯と歯の間は大変虫歯になりやすい場所です。

10才頃までは仕上げ磨きをしましょう

個人差はありますが、目安としては、10才までしてあげるのが良

子供に嫌がられない仕上げ磨きの7つのポイント

乳歯・永久歯ともに、生え始めが最も虫歯になりやすい時期です。仕上げ磨きを子供が嫌がるとやりにくいですが、虫歯にならないためには仕上げ磨きがとても大切です。
子供に嫌がられない仕上げ磨きのポイントは以下の7つです。
①短い時間ですばやくする
②歯磨き中に、何か歌を歌ったり、楽しい事などの話をする
③好きなキャラクターの歯ブラシや、
④強く磨いたり、
⑤仕上げ磨きでママ役を体験してもらう、磨き合いっこをする
⑥機嫌が悪い時があれば、その時は避ける
⑦仕上げ磨きが終わったら、「良く頑張ったね!」「口を大きくあけられてすごいね」などと褒める
仕上げ磨きは、お子さまが小さい今だけのスキンシップです。親子で一緒に楽しんで続けていきましょう。

まとめ
お子さまの虫歯の予防として、歯科医院でのフッ素塗布やシーラントなども大切ですが、それよりも大事なのが毎日のお家でのケアです!
どれだけ定期検診に来ていただいていても、お家でのケアができていなければ虫歯のリスクは高くなってしまいます。
毎日の積み重ねを大切にし、虫歯に負けない丈夫な歯を目指しましょう!
記事監修 Dr.堀内 啓史
堀内歯科医院
院長 堀内 啓史